先月からスタートした3月決算期企業の第3四半期決算発表も先週でほぼ一巡となりました。そこで今回は決算集計速報の最終回としてTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に2月9日から12日の決算発表を早速、まとめてみました。それをみると6社が通期の業績予想を下方修正したのに対し上方修正は7社と、上方修正が下方修正を小幅に上回っています。

そして日経平均が15,000円を割り込むなどマーケットの環境が悪かったこともあって、業績予想の下方修正を受けて株価が急落するものが目立ちました。例えば業績予想を下方修正した太平洋セメント(5233)が18%安となったほか、同じく業績予想を引き下げた三菱マテリアル(5711)も13%近い下げとなっています。一方で通期予想は据え置いたものの、第3四半期実績が通期予想に対して高進捗率となったマツモトキヨシホールディングス(3088)は一時ストップ高まで買われる場面もありました。

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