NYダウ: 24799.98  ▼13.71 (6/5)
NASDAQ: 7637.86  △31.40 (6/5)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

1.概況
米国市場はイタリアのコンテ新首相が所信表明演説で歳出拡大により景気を刺激する方針を示したことなどからイタリアの政治に対する不透明感などが重石となり小幅に高安まちまちとなりました。しばらくして売りが優勢となり下げ幅を広げ昼過ぎに102ドル安まで売られたダウ平均はその後持ち直すと取引終盤に小幅にプラスとなる場面もありましたが、上値は重く結局13ドル安の24,799ドルと3日ぶりに反落して取引を終えています。一方でS&P500株価指数が1ポイント高の2,748ポイントと3日続伸となったほか、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も31ポイント高の7,637ポイントと3日続伸となりました。ナスダック総合株価指数は前日に続いて史上最高値を更新しています。

2.経済指標等
5月の米ISM非製造業景況感指数は58.6と前月から上昇し市場予想も上回りました。

3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全11業種のうち公益事業や不動産、生活必需品などの6業種が下げました。一方で素材や一般消費財・サービス、電気通信サービスなどの5業種が上げています。

4.個別銘柄動向
ツイッター(TWTR)がS&P500株価指数の構成銘柄に採用されることになり5%余り上昇しました。アマゾン・ドット・コム(AMZN)もインドへの投資額を積み増すと伝わったことで2%近く上げ連日で上場来高値を更新しています。アップル(AAPL)やネットフリックス(NFLX)も前日に続いて上場来高値を更新しています。また、目標株価の引き上げを受けて百貨店大手のメーシーズ(M)も8%近く上げています。後発薬のマイラン(MYL)もアムジェン(AMGN)のがん治療薬の後発薬販売の承認を受けたと発表したことで4%近く上げました。一方でアムジェンは2%安となっています。シュルツ会長の退任を発表したスターバックス(SBUX)も2%以上下げたほか、目標株価の引き下げを受けてクルーズ船大手のカーニバル(CCL)も4%を超える下落となっています。

5.為替・金利等
長期金利は0.01%低い2.93%となりました。ドル円は109円台後半で推移しています。

【VIEW POINT: 今日の視点】
米国市場が小幅に高安まちまちとなったことから本日の日本市場は小動きでのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が昨日に回復した節目の22,500円を維持できるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)