12月1日に一時20,000円の大台を回復した日経平均ですがその後は冴えない展開が続いています。3日のECB理事会での追加緩和がマーケットの期待に届かなかったことや、WTIの先物価格が33ドル台を付けるなど原油価格の下落が重石となるなか、16日の米FOMCでの9年半ぶりの利上げは無難に通過したものの、18日の日銀による金融緩和の補完措置導入が失望となり日経平均は19,000円を割り込む展開となっています。
しかし、こうしたなかでも目標株価の大幅な引き上げを受けて株価が大きく上昇する銘柄もみられます。その代表的な例が日本水産(1332)です。22日の国内大手証券2社による目標株価の大幅な引き上げを受けて買いを集め24日にストップ高となるなど株価は大きく水準を切り上げています。そこで今回は12月に入って2割以上の目標株価の引き上げがあった銘柄をピックアップしてみました。日本水産のほかにそーせいグループ(4565)やパイオニア(6773)、太陽誘電(6976)で複数の20%以上の目標株価引き上げがみられます。