昨年度末の3月末に19,200円台だった日経平均はその後20,000円の大台を回復し6月に21,000円手前まで上昇しました。しかし、中国経済の減速懸念が強まるなか8月中旬以降大きく調整し9月下旬には17,000円を割り込む場面もみられました。この間(4-9月)の外国人投資家の売買動向をみると、5月までは買い越し基調が続いていたものの、6月以降売り越しに転じると8月下旬から9月中旬にかけて売りが加速し、トータルで1兆2000億円を超える売り越しとなっています。

しかし、こうしたなかで外国人持ち株比率が大きく上昇した銘柄もみられます。そこで今回はTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に3月末に比べて9月末の外国人持ち株比率が3ポイント以上アップしたものをピックアップしてみました。例えばあおぞら銀行(8304)では3月末に31.4%だった外国人持ち株比率が9月末には39.7%となり8.3ポイントアップしたほか、宇部興産(4208)西松建設(1820)バンダイナムコホールディングス(7832)でも7ポイント以上外国人持ち株比率が上昇しています。

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