1.概況
本日の日経平均は97円安の2万1707円と反落し、連騰記録は16日で途切れました。TOPIXやJPX日経400、東証2部指数や新興市場のマザーズ指数など主要指数は総じて下落しました。昨日の米国市場でダウ平均が史上最高値を更新しドル円も114円近辺まで円安に振れたことから、日経平均は94円高の2万1900円で寄り付きました。日経平均は寄り付き後に上げ幅を116円まで広げましたがそこが本日の高値になるとその後は伸び悩み徐々に上げ幅を縮めました。一時マイナスに転じる場面もあった日経平均は前場を25円高で終えると、後場に入ってもプラス圏で推移していましたが14時ごろから突如値崩れし再びマイナスに転じました。一時は下げ幅を150円超まで広げた日経平均は引けにかけてやや下げ幅を縮めたものの97円安と反落して取引を終えました。東証1部の売買代金は3兆3155億円と3兆円超えの大商いとなりました。東証33業種は銀行業や保険業など8業種が上昇した一方で医薬品や電気・ガス業、不動産業など25業種が下げています。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金上位銘柄は上昇した銘柄が多くなりました。売買代金トップの任天堂(7974)が小幅に上げたほか、三菱UFJ(8306)、SUMCO(3436)、神戸製鋼所(5406)、三井住友(8316)、みずほ(8411)がそれぞれ上昇しました。一方でソフトバンクグループ(9984)、トヨタ自動車(7203)はそれぞれ下げています。材料が出たところでは、パチンコ機大手の平和(6412)が10%超の大幅安となりました。昨日の大引後に今期の業績予想を大幅に下方修正したことが嫌気されました。一方で中間期の業績予想を大きく上方修正した住友化学(4005)は4%超の大幅高で年初来高値を更新しています。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日経平均の連騰記録は16日で途切れました。昨日ご紹介したように日経平均の25日移動平均線乖離率が5%近くまで広がるなど一部の指標に過熱感が出ていたことで利益確定売りが入りやすかったとみられます。日経平均の予想PERは15倍程度とアベノミクス相場の標準値といったところです。連騰が終わったマーケットは落ち着きを取り戻しつつ、本格化してくる企業決算発表の見極めに入るとみられます。

(マネックス証券 マーケット・アナリスト 益嶋 裕)