先月からスタートした3月期決算企業の中間決算発表も今月中旬には終わりとなりましたが、決算を受けて目標株価を引き上げる動きも少なからずみられます。そこで今回は決算集計速報PART5と最終版で集計対象とした11月6日から13日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄のなかから、通期の業績予想を下方修正、または据え置いたにもかかわらず3社以上の目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかで目標株価の引き上げが4社と多かったのがTHK(6481)オリンパス(7733)丸井グループ(8252)で、業績予想を下方修正したTHKでは目標株価の引き上げの一方で引き下げも目立ちます。また、オリンパスでは業績予想据え置きながら、上期の好決算が好感され決算発表翌日の株価はストップ高となっています。そのほか国際石油開発帝石(1605)では営業利益が下方修正されたものの、コンセンサス予想ほど悪化しなかったこともあってか3社が目標株価を引き上げています。

下方修正や据え置きながら3社以上が目標株価を引き上げた銘柄はこちらからチェック