先月下旬からスタートした3月期決算銘柄の中間決算発表も今週でほぼ終わりとなります。こうしたなか先月中に決算を発表した銘柄では決算発表からある程度の日数が経過したこともあってアナリストによる業績の見直しも進んだとみられます。そこで昨日は先月に決算を発表した企業で会社予想の上方修正に伴ってコンセンサス予想が上昇した銘柄を取り上げましたが、今回は昨日同様に先月に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算企業を対象に業績予想は据え置きながら決算後にコンセンサス予想が上昇した銘柄をピックアップしてみました。

会社予想が据え置きだったこともあってコンセンサス予想の上昇率は小幅なものが目立ちます。しかし、そのなかで上昇率が大きいのが武田薬品工業(4502)で、決算後に営業利益のコンセンサス予想が1割余り上昇し、その結果コンセンサス予想が会社予想のかい離が一段と開きコンセンサス予想が会社予想を3割以上上回る格好となっています。また、コンセンサス予想が4%余り上昇したコナミホールディングス(9766)はコンセンサス予想が会社予想を8割以上上回っています。

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