先月下旬からスタートした3月期決算企業の中間決算発表が先週から本格化していますが、先週末は決算発表がピークとなり、東証に上場する3月期企業の2割弱にあたる企業が決算を発表しました。TOPIX500採用の主要企業でみても90社以上の企業が決算を発表しています。そこで今回は先月30日の決算発表をTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に早速集計してみました。

その結果をみると先週末は上方修正が下方修正を大きく上回りました。下方修正16銘柄に対し上方修正35銘柄と、上方修正が下方修正の倍以上となっています。そして上方修正のなかにはコンセンサス予想を上回る強気の修正に踏み切った銘柄も幾つかみられます。例えばトヨタ紡織(3116)トクヤマ(4043)三菱地所(8802)京成電鉄(9009)阪急阪神ホールディングス(9042)などで、特にコンセンサス予想を大きく上回る上方修正を発表したトクヤマでは決算を受けて株価が1割以上上昇しています。

決算集計速報PART3 決算発表ピークで強気の上方修正に踏み切った銘柄はこちらからチェック

もう一つのヒント

休場明けの決算発表スケジュールは

先週から本格化している3月期決算銘柄の中間決算発表は先週末がピークとなりました。しかし、今週もまだまだ決算発表は続きます。休場明けの4日もホンダ(7267)やスズキ(7269)、ソフトバンク(9984)などが決算発表を予定しています。

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