先週からスタートした3月期決算企業の中間決算発表が今週から本格化しています。こうしたなか業績予想を修正する企業も出始めています。例えば20日に決算を発表した東京製鉄(5423)では、中国経済の減速を背景に海外の鋼材市況が悪化し鋼材の販売や単価が落ち込むものの、原料となる鉄スクラップの価格が想定よりも下落し採算が改善することから通期の営業利益予想を従来の120億円から130億円に上方修正しました。

その東京製鉄は第1四半期決算で上期の業績予想を上方修正しながら通期予想は据え置いていました。したがって東京製鉄同様に第1四半期決算で上期を上方修正しながら通期予想を据え置いた銘柄のなかには、中間決算で通期予想を上方修正するところも出てきそうです。そこで今回はこうした銘柄のなかから、通期のコンセンサス予想が会社予想を5%以上上回り、上方修正期待が高いとみられる銘柄をピックアップしてみました。

上期引き上げ、通期据え置き企業で上方修正期待が高い銘柄はこちらからチェック

もう一つのヒント

明日の決算発表スケジュールは

先週からスタートした3月期決算銘柄の決算発表が今週から本格化します。明日も決算発表企業数はまだまだ多くありませんが、コマツ(6301)や日立(6501)、JR東日本(9020)、JR東海(9022)、任天堂(7974)などマーケットでの関心の高い企業の決算発表が予定されています。

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