一昨日で2015年度の上半期が終了しました。そこでこの上半期を振り返ってみると3月末に19,200円台だった日経平均は4月下旬に15年ぶりに20,000円の大台を回復すると6月には20,800円台まで上昇し今年の高値を付けました。その後も概ね20,000円台で推移した日経平均ですが、8月に入り中国の景気減速懸念が強まると大きく水準を切り下げ、20,000円の大台を割り込んで先月の29日には17,000円を下回る場面もみられました。その結果、9月末の日経平均は3月末に比べ10%近い下落となりました。

このように日経平均がマイナスに沈むなか、昨日は上半期に健闘しながらまだ上値が期待されている銘柄を取り上げましたが、今回は反対に苦戦が目立った銘柄で今後の挽回が期待されているものを取り上げてみました。具体的にはTOPIX500採用銘柄を対象に9月末の株価が3月末に比べ3割以上下落した銘柄で、目標株価コンセンサスが9月末の株価を2割以上上回るものをピックアップしてみました。例えば業績の下方修正で先月の29日に急落した神戸製鋼所(5406)の目標株価コンセンサスは9月末の株価を6割近く上回っています。

上半期は苦戦ながら挽回が期待されている銘柄はこちらからチェック