みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永博之です。早いもので今週から5月相場入りとなっていますが、日経平均株価の値動きはどのようになっているのでしょうか。
早速チャートを確認してみたいと思います。
先週は、「2月27日の高値22,502円05銭を突破できるかがポイント」としましたが、結果はどうなっているでしょうか。株価水準はじわじわと上昇していますが、2月27日の高値にわずかに届かずに推移しているのが分かります。
終値ベースで日経平均株価を見ますと、2月27日の価格を4月27日には上回って終えていますが、取引時間中の高値を更新することができていない状況です。
終値ベースで2月27日の高値を上回ったため、戻り高値を更新したと考えたいところではありますが、取引時間中の高値を更新するまでは戻り高値を上回ったとは言い難い状況です。
なぜなら、当たり前のことではありますが、取引時間中の高値を更新することができなければ、株価の上昇はないと考えられるからです。
そのため、引き続き2月27日の高値(22,502円05銭)を上回ることができるかに注目していかなければなりません。
したがって4月27日の高値が22,495円56銭ですので、この価格を上回ると同時に2月27日の高値を上回ることができるかが連休の谷間の取引の注目ポイントになると思われます。
仮に連休の谷間でこれらの価格を上回るようですと、これまでの下降トレンドから上昇トレンド入りを示唆することになり、一旦売られる場面があっても75日移動平均線上を維持することが考えられそうです。
また、75日移動平均線上を維持できれば、下向きの75日移動平均線が横ばいから上向きに変化することが考えられ、すべての移動平均線の向きが上向きに変わると同時に2月の初めに形成した2つの窓を埋めることが期待されることになると思われます。
今年の1月23日に24,000円台をつけたあと、一気に下落してから株価が戻るまで時間が掛かっていますが、窓を埋めるために必要な条件が揃いつつありますので、連休の間も株価動向から目が離せない状況と言えそうです。
コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役
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