サンプラザ中野だー!
夕べ飲みに行っていたにもかかわらず、ボジョレーヌーボーを飲み損なってしまったのだ。午後7時過ぎから飲み始めて、10時過ぎにはもうオネムの状態に入っていたのだ。お店の人に「あと一時間で解禁ですよ」と言ってもらったにもかかわらず、どうしても待っていられなかった。帰ってきてしまったのだ。ああ。どうだった?美味しかった?今年は美味しいらしいね。ヨーロッパの夏の猛暑が、良いブドウを育てたらしいね。今夜飲めるかなー?飲めたら良いなー。
実は眠くなってしまった原因の一つに「食い過ぎ」があった。7時過ぎに飲み出してからずっと食べていた。これは先週の4日間にわたる断食の反動かもしれない。身体が栄養を摂取しようと必死なのだろう。
先週火曜の夜の食事を食べた後、土曜日の夜10時までの断食だった。ライブのための断食だった。ちなみに金曜の夜は大阪で、土曜の夜は福井でライブをやった。どちらも2時間15分くらいのステージであった。どちらのライブもかなり良いできであった。歌もしゃべりも冴えていた。
断食を考えてみた。断食をすると大方の予想に反して、頭も身体も冴える。薄い膜の向こうにあった「自分」が、自分と結合するような感じだ。そもそも食いすぎるとボーっとする。身体も動かしにくくなる。頭も動かしにくくなる。ライオンもそうだ。腹が一杯のときは狩りをしない。餌となる小動物が徘徊していても無関心だ。しかし腹が減ると変わる。
健康関連の本で読んだことがある。鼻づまりの人は食い過ぎだ、と。特に朝鼻が詰まっている場合、前日の食い過ぎを反省した方が良い、と。
俺はこう考える。脳は効率を求める。今必要な働きに力を集中させようとする。つまり腹が一杯の個体は嗅覚を必要としないのだ。だから鼻を詰まらせる。特に食い過ぎの場合はもう食べるなというサインの意味もある。ライオンもたぶん満腹状態のとき、鼻も耳もその能力が下がっているはずだ。飽食の昨今、たまには自らを軽い飢餓状態において能力を目覚めさせるのも良い。
永田農法という農法がある。水も栄養も極力与えないらしい。作物が危機を感じて養分を吸収する能力を高めるらしい。そして美味しい実をつけるのだ。今年のボジョレーはまさに天然のこれか。
株も騰がっていると情報を集めようとしなくなる。鈍感になる。下がるといろいろ敏感になる。うーむ。
サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/