日経平均は4/8には5日連続陽線となり、3/23に付けた終値ベース、取引時間中の年初来高値をともに更新。今のこの雰囲気ですと、大台の2万円超えは「時間の問題」。昨年10/17安値から12/8高値までの上げ幅を1/16安値からの上昇とみたN計算値20,093円。昨年10/17安値から12/8高値までの上げ幅を12/8高値に加えたE計算値21,531円などが重要な上値のフシとなります。

一方、4月は新年度相場への期待感から楽観的な見方が広がる傾向にありますが、月初から月半ばにかけて高値を付け、その後3月期決算が本格化する月末にかけて値を崩す傾向がみられることには留意が必要です。時間軸では、昨年10/17安値から1/15安値までの「59」の日柄を先に対等させた4/9前後、昨年11/14高値から2/3安値までの「52」の日柄を先に対等させた4/16前後、昨年4/11安値から10/17安値までの「129(基本数値)」の日柄を先に当てはめた4/27前後なども、基調の変化に注意が必要です。
長期の高値・安値の周期では、日経平均には「83カ月周期」があります。例えば1996年6月高値から2003年4月安値までがそう。2008年6月の戻り高値から83カ月目が到来するのがこの4月であり、メジャー高値を付けるのも「時間の問題」なのかもしれません。

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東野幸利

株式会社DZHフィナンシャルリサーチ

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