日経平均のオプション取引で、権利行使価格のうち8000円のプットの出来高が増加。同水準での建て玉の積み上がりが話題になってきました。

純粋にプット売りをしている投資家は8000円以下にはならないと予想しているため、例えば、実際に日経平均が8000円に近づくと、8000円以下になったときの損失を回避するために日経平均先物を売るヘッジを行う手段があります。その売りがさらに相場の下げを加速させる可能性もあるわけですが、逆に多く積み上がっている水準にはなかなか到達しない、といった経験則が当てはまることもよくあります。大勢意見に逆らったポジションをとれ!というように、逆張りの成功の秘訣ともいわれますが、果たして今回も当てはまるでしょうか?

総弱気になれば、それ以上の弱気派が現れないと下げない。逆に、総強気になるとそれ以上の買い方が現れないと天井となるケースが一般的。下げ相場の最中、新聞などに建て玉の話題が出るようになると、そろそろ逆張り指標としてみた方が結果的に成功するケースがあるかもしれません。

日経平均は9月安値を下回ったことで、下値摸索が続いています。祝日前は東証一部の「値下がり銘柄数」よりも「値上がり銘柄数」が多くなってきたこと、ホンダやソニーの日足が陽線つつみ足になったことなどから反発シグナルか?と判断したところなのですが、24日の朝起きてみれば、ダウ平均は2日間で300ドル近い下げ。ただ、今日はそれでもソニーやホンダは陽線つつみ足の安値を守りました。というよりも、陽線つつみ足の高値を上回って終えました。国内の年金が買いを入れたとの観測もありましたが、「新月」(25日)を前に売り飽きムードも出てきていることは確かです。

ドル円相場も77円台を回復。チャートも介入直後は奇妙な絵柄をしていましたが、ようやく76円台後半で下げ渋る動きになり、不自然さがなくなってきているように思います。77円台を回復からどう動くが注目ですね。

円高一服→サンクスギビングデー明けの米国市場の反応がカギでしょう。輸出株の反発は近いとみるとはできると思いますが、あくまでも短期スタンスで。

先日もお伝えした通り、来年にかけてじっくり持つのは、例えば1989年高値から長期低迷、下値を切り上げる兆候の内需株だと思います。

東野幸利
株式会社T&Cフィナンシャルリサーチ

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