世界の個人(家計部門)金融資産総額はいかほどか?日本の個人金融資産は1700兆円。アメリカが8600兆円。ユーロエリアが2900兆円。これらを合わせると約1.3京円で、これが世界の個人金融資産の約3分の2であり、世界全体だと約2京円となります。この数字はマネックス創業の頃は、恐らく1京円強だったのではないかと思います。この数字、昨年1年間で、約12%、実に2400兆円増えたようです。恐ろしいケタの数字です。なんでこんなに増えたのか?景気が良くて株価が上がったから?いいえ違います。各国中央銀行が、大規模金融緩和をしてせっせせっせとお金を刷ったからです。株高の原因は金融緩和だ、と云うと、いやいや株価は企業業績による、と云う反論が来ますが、このようにマクロ的に見ると、金融緩和が株高と云う現象にどれだけ重要な影響を与えているかが、分かってもらえると思います。金融緩和は、今の投資を考える上で、もっとも重要なテーマだと思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。
