広島に原爆が投下されてから70年が経ちました。一口に70年と云うと、とっても昔のように聞こえますが、私の年齢が51歳であることを考えると、実は私が生まれた時は、比較的にまだ戦後に近かったことに驚かされます。私は終戦18年後に生まれていますが、マネックスを事実上創り始めたのが1998年で(創業は1999年)、現在それから既に17年経っているので、終戦から私が生まれるまでと、マネックスを創り始めてから今日までの期間が、さほど変わらないと云うことに、とても驚かされます。
私が記憶を持ち始めているのは4歳児の頃で、当時は戦後22年。あの頃から感じ始めた戦争とか、広島とか、軍隊に対する感覚と、今私が感じているそれらに対する感覚が、さほど変わらないように感じるは、気のせいでしょうか。しかし、三つ子の魂百まで、ではありませんが、人の印象とか価値観と云うものは、中々変わらないものなのかも知れません。
記憶を風化させてはいけない、とよく云いますが、どう云う記憶を持つか、が最も大切なことかも知れません。人はみな白紙の状態で生まれてくる訳ですから。翻って考えるに、世界中のどこでも、子供たちに、バランスの取れた正しい価値観を持って欲しいものですね。そんなことを考える今日でした。