日本の課題と云っても国の課題ではなく、当社グループの日本セグメントの課題を今日は書きたいと思うのですが、その前に、今日は会社に特別な訪問者があったので、先ずはそのことを書かせて下さい。母校の生徒が7人、高校の試験休みと云うことで会社訪問に来たのです。中三2名、高一1名、高二4名。積極的にマシンガンのように質問が出てきて感心しました。私もこの母校の後輩相手だと、やけにコンフォタブルで、前からずっと知っている近所の子供達に対するように、ザックバランと、そしてもしかしたらちょっと断定的に、しかし正直に、アドバイスすると云うか、質問に答えました。30分の予定が1時間になってしまいましたが、とても楽しい時間でした。面識があった訳ではないのに、気が置けない仲になれると云うのはいいものです。そして母校の生徒の優秀さと早熟さに舌を巻いたのでした。後生畏るべし。日本の未来に期待したいと思います。

さてそれでは当社グループの日本における課題について書きたいと思います。もちろんお客様により喜ばれるサービスを提供することが常に最大の課題であることは明らかですが、上場企業グループとしては、そのコスト、特に固定費を削減することが重要な課題です。日本における同業他社比で、固定費が高いのです。これは、日本株だけでなくアメリカ株、中国株なども扱い、更に投資信託、債券、FXなどを扱っており、加えてMonex Visionやanswerなどの当社だけの先進的なサービスやカブロボ・ファンドのようなユニークな商品を開発し、そしてお客様に投資アドバイスやマーケットの見方を分析しお伝えする専門の部署を持ち大量のオンライン並びに会場型のセミナーをするなど、投資教育にも力を入れているなど、とにかく色々な形でお客様に幅広くて新しい商品・サービス・情報をお届けしようとしていることが大きな理由です。

しかしそれだけでは、いくつかの同業他社との違いは説明出来ますが、なお全体で見て、固定費が高めであることは否めません。そこで当社グループのグローバル・ヴィジョンにのっとり、日本のシステムを米グループ会社の技術を応用しながら内製化することで、サービスの差別化を図ると共に、固定費を大幅に下げることを計画し、その実行を進めています。2年後から3年後までに、2013年3月期を起点として日本セグメントの固定費の10%弱を削減する計画です。因みに日本セグメントの固定費は、全体のコストの約4分の3です。システムを内製化する際は、今までのシステムと新しいシステムをしばらくのあいだ並行稼働しないとお客様にきちんとサービスを御提供出来ないので、これから1~2年はコストは若干高止まりします。しかしその後大きくコストは下がり、企業としての競争力を高めようとしています。

これらのプロジェクトは時間が掛かりますし、峰の先が見えない山道を登るようで、眼前が開けるまでは暫くきついのですが、サービスと企業体力向上のために、頑張って取り組んでまいります。