最近、以前にも増して新幹線に乗る機会が増えました。一つは八戸に行くことを含めて東北新幹線に乗ることがとても増えたためで、もう一つは出張の際に天候のせいで予定がずれることを避けて(もしくは天候のせいで予定がずれて)新幹線を利用することが増えたためです。

東京以外の場所で、東京に帰るべくその都市の駅に戻ってきて新幹線ホームに立って列車が来るのを待っていると、必ず列車は予想しているのと反対の方向から入線してきます。これは例えば熱海のようにあまりにも明らかである場合を除いて、例外がありません。京都駅の新幹線ホームなど、もう何十回も(もしかしたらそれ以上)立っている筈なのに、それでも未だに予想に反する方向からのぞみ号が迫ってくるのでびっくりします。私は方向感覚に優れている方で、かつ絶対方向感(?)にも優れていて、知らない土地や山の中などでも、概ね東西南北を当てます。しかし地方の新幹線ホームだけは苦手です。

列車の号車数の並びを、ホームに立つと自分の乗る車両の位置を知るために確認していて、そうすると無意識のうちに東京の方向を数が少ない向きだと考えるが実は違うと云うことでしょうか?しかし大概階段からホームに出た瞬間に、どちらから列車が来るかをイメージするので、恐らく理由は違うところにあるでしょう。改札の向きと関係があるかも知れません。或いは基本的に東京に帰りたくないと云う無意識な欲求が、そう勘違いさせるのかも知れません。うむ、これが一番ありそうな、納得できそうな理由です。

地方の都市、まちが私は好きなのです。正確にはその土地のものをその土地のお酒と共に食べるのが好きで、すぐその雰囲気が気に入ってしまうのです。その土地がきっと名残惜しくなるのでしょう。そんなとりとめのないことを書いているうちに、今年もあと一営業日となってしまいました。今年も名残惜しい。でも来年はもっといい年にしたいですね!