昨日のつぶやきで、「自らが行動をしていくこと」をこっそり書きました。我が国の経済の行方を握っているのは、最終的には政府の対策ではなく、個人の消費マインド、消費する自信だと思うからです。こっそり書いたのは、そういう考え方をする人は少ないのではないかと思ったからです。しかしインターネット上で他にも同じように考える人が案外いることを知って勇気づけられました。
お金を払う時にその金額が2%増えるだけで、本当にその経済的理由だけで消費は減るのでしょうか?それよりも"気持ち"の部分が大きいでしょう。ですから景気は気からと云うのです。政府の借金が800兆円増えた期間に、双子のように個人金融資産の額は800兆円増えました。政府部の借金が、家計部の資産にシフトしただけです。だからいずれ家計部は政府部にお金を返さないといけない。誰のものでもない、我々がオーナーである国の問題ですから、自分達の問題は自分達で解決しなければいけないと思います。
そして国の財政が安定すれば、年金など将来に対する不安が減り、人は安心して消費を始める。それが理想的な展開です。取り敢えず現時点では、予想を大きく下回るGDPと政局から、この理想的な展開は時間調整を余儀なくされるでしょう。ただその時間調整中に、この問題を真正面に捉えて平明に議論していくことが、今後の日本を再デザインしていく上でとても重要なのではないでしょうか。