当社には新卒入社が既に9代います。これは驚きです。最初新卒採用しようと社員に話した時は、まだバリバリのベンチャー企業で、とても未経験者を育てる余裕がないという理由で大きな反対を受け断念したのですが、数ヶ月後いてもたってもいられなくなり、社員には相談せず、経営者が既に決定した事項として新卒採用をうむも云わさず宣言し、特殊チームを作って(と云っても実質ひとりでしたが)新卒採用をしたのでした。それが今では9代です。因みに初代のひとりは既に部長になっています。

昨晩は1代目から3代目までの先輩新卒社員と、今春入社の9代目新卒社員の飲み会があり、私も参加させてもらいました。新卒が成熟し、単なる先輩後輩に留まらず、もっとしっかりとした社会構造を作り始めているのを感じ、とても頼もしく思いました。私が当社を創業したのは、社会人12年を終えた直後ですから、9代と云うとかなりの年輪を感じます。

話は変わって今夕、その彼の生涯で私が2番目に古い知人である彼に、私の大先輩で恩人である方を紹介します(この原稿を書いているのは遅い午後です)。上から下へ。色々なものが引き継がれ、若い者は成長し、またいずれ自分より若い者に何かを渡していく。そんな流れを感じる昨日今日です。