昨日取材で、小学生の頃から今に至る私のいたずら人生について聞かれました。小学生の頃のことは、活字で書けないようなことが一杯あります。悪いという点から、恥ずかしいという点から、盛り沢山です。書ける話で云うと、プチ冒険でしょうか。

あれは多分小学校3年生の時、近所の友だちを誘って「とにかく東へ行こう」とひたすら東へ向かって歩いたことがあります。じきに日が傾き、友だちは泣き始めました。私のことを非難もし始めました。仕方なしに西に転回して泣く友だちを連れて近所まで帰ってくると、近隣の大人が総出で私たちの名前を呼び探していました。その1年後くらいには、今度は洗濯機を包むような発泡スチロールを船に見立てて家の近くを流れる生活下水を流すどぶ川を、やはり友だちを乗せて川下りをしました。国電で3駅分ほど下ったところで取水ダムのようなものがあり、これは大変と必死に岸に寄せて危機を回避し、やはりまた泣く友だちを連れて川べりを上流に向かって歩き続けて帰ってきました。そんなことが大好きでした。

大学を出れば英語もできないのに、いや英語が出来ないから出来るようになりたくて、アメリカの会社に就職してしまいました。常に外界に出て行くことが、私の一貫したタチというか指向なのです。当社グループは今、GLOBAL VISIONと謳って世界展開をしています。世界中に同僚を持ち、世界中のマーケットにアクセスし、世界中のお客様にサービスしようとしています。どこまで行くのだろう?しかし地球は球です。行くところまで行けば戻ってきます。ルフィのように手が伸びれば、地球の裏側で手を握ることが出来ます。GLOBEは大きいのか小さいのか。生きてる間に知ることは出来るでしょうか。