この週末は、土曜の朝に東京を出て、香港、深セン、香港と動き、3つのミーティングを終えて日曜の午後には東京に戻るという弾丸出張をしました。まぁしかし弾丸出張なんて良くあるものです。私が生まれて初めてシンガポールに行ったのは、確か20年近く前でしたが、シンガポールに夕方に着き、クルマの中でスーツに着替えて、ディナーに出て、そのまま夜行便で帰国するという、なんとシンガポール滞在時間6時間程度のものでした。ですから弾丸トリップは大して驚きではないのですが、今回は或る事がちょっと変わっていました。香港に行って、香港島にも九龍にも行かずに、空港ホテルで用を済ませて帰ってきたのです。途中、深センには行ったのですが、トランジットして更に先へ行く際に空港で用を済ませると云うことはありそうですが、用事のために海外に行って、空港で用事を済ませて帰ってくると云うのは、中々ないなぁと思った次第。しかし!しかし!顔を見て、しかも空気を共有してのコミュニケーションはやはり違う。これからもこんなことが増えそうなちょっと嫌な予感もしたのでした。787は今問題を抱えていますが、早く解決して少しでも快適な国際間移動を推進して欲しいですね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。