今日のつぶやきの基本的なテーマは、松井孝典さんの本からの受け売りではありますが、今日が昨日と同じだったら人は自分や社会のことを考察しません。何も変わらなかったら、何も悩まない訳です。昨日と今日が違うから、ではもっと昔はどうだったのだろう、起源は、本質は何なのだろう、と考える訳です。今日は昨日と違うから、例えば季節が変わるから、種を蒔く時期を考えるし、例えば天気が変わるから、灌漑とかそういうことも考えた訳でしょう。
今日は昨日と違うこと、それは人が考える、即ち人が人であるキッカケであり、原因ではないでしょうか。今日は昨日と違うことは斯くも重大なことだと思います。デフレ期は今日は昨日と変わりません。変わることは自らが老いることだけであり、興味は健康などに向かいます。インフレ期は今日は昨日と違うから、興味は社会に向き、マーケットに向きます。デフレ脱却は我々に前頭葉を使わせます。アベノミクスの最大の効果はここにあると、私は思い、少なくとも私はそう取り組んでいこうと思います。