アベノミクスによる緩やかなインフレ・ターゲット。果たしていつそれは起きてくるのか考えてみました。円安効果とインフレ期待で御存知のように株価はかなりあがりました。不動産も、売り手が手を引っ込めているのでしょう、気配値は上昇しているように見えます。このように資産インフレは既に起きているように見えますが、円安によるガソリンの値上げなどを除くと、まだ物価は上がってきてないように見えます。恐らく4月からあがってくるのではないでしょうか?

例えばクルマ。各ディーラーは年度内目標があるので、3月一杯までは値段は上げない、むしろ値引くケースもあるようです。どの企業にも予算という仕組みがあり、予算年度はたいてい4月から3月までですから、今現在値段を変えるところは少ないでしょう。今の円安効果で元気の出てきている会社も、例えば広告予算を増やすのは4月の新年度からでしょう。ですから4月から色々な風景が変わってくるのではないでしょうか。そうするとまた資産価格にも影響が出るでしょう。もちろん見込み違いかも知れません。しかし色々なモノの買い時がこの3月末までである可能性は高いのではないでしょうか。

若干希望的観測も含まれていますが、そんなことを思う今日この頃です。やっぱりデフレ脱却ってダイナミズムがあって楽しいですね!