私は他人の話を聞くのが苦手な方です。正確に云うと、一対一で話をしている時にはいくらでも聞けるのですが、講義のような関係になると全くダメになります。元々が大の学校・授業嫌いだったからでしょうか。何を隠そう大学の専門課程、2年のところを自主留年して3年にするも、その3年間で出た本授業がたったの2時間でした。宿題も泣きながらやった小学校1年夏休みの絵日記以来やったことがないし。史上最低の学生です。
しかし!先週末、金曜日と土曜日に、IMF総会の影で静かに開かれた或るコンフェランスで、私は他人の話に深く、深く聞き入っていたのでした。それも複数の方(4人)の話です。こんなことは私の人生にほとんどなかったことです。何故そのようなことが起きたのか?話の内容が良かったと云ってしまえば簡単ですが、それだけではなかったかも知れません。今の私のニーズに合っていたのか?その可能性はあります。そもそも珍しく他人の話を聞く気があったのか?これは、帰納法的に考えて先ずないでしょう。
場の雰囲気?縁?そんなところに実は答えがあるのでしょう。いい縁は大切にしていきたいと思います。