時宜を得ることは、様々なことについて、ほぼ常にとても重要です。例えばトレーディングについて。どんな株でも、チャートを見ながら過去の2つのタイミングで売買をすることが出来たら、必ず儲かります。少々レトリックになりますが、「トレーディングに於いては売買の対象を選ぶことよりもタイミングを選ぶことの方が遙かに重要である」と云うことも出来るでしょう。

このことは1つのトレーディングのような小さな局地的なものから、国家の財政のような大局的なものにまで及ぶものと思います。財政均衡は重要です。後生に借金を付け替えて背負わせてはいけません。しかしだからと云って、今、震災とエネルギー問題、更には心理的な課題を抱えている我が国に於いて、財政規律を守って借金をしないことは正しい判断でしょうか?タイミングがあまりにもずれていないでしょうか?政治にもタイムリーさが必要です。やっぱりキャパシティを超えちゃってるんでしょうかねぇ。。。

さて今日は灌仏、花祭り。お釈迦様の誕生日です(スーちゃんの誕生日でもあります)。「おシャカになる」という言葉がありますが、これは江戸の鍛冶職人が、火が強すぎて製品をダメにしてしまったのを、江戸弁で「しがつよかった」→「四月八日だ」→お釈迦になる、と変わったという説や、灌仏で仏様に甘茶を掛けるので、仏様が全身ずぶ濡れになる→濡れて品物がダメになる、と変わったという説などがあるようです。へぇ~。おシャカにしないで下さいね。