所在不明高齢者問題が、面白いネタを提供してくれています。大阪市に於いては、市内に本籍地があり戸籍上は生存している120歳以上の高齢者が5,125人いて、最高齢は安政4年生まれの152歳の男性だと発表しました・・・との報道がありました。

この内容自体がかなりぶっ飛んでいて面白いのですが、私は色々なことが気になってしまいます。この人たちは年金をもらっているのだろうか?この人たちは我が国の平均年齢の計算に使われているのだろうか?推測するに、答えは恐らく「ノー」でしょう。しかしこの報道のままでは、今頃世界のどこかで、「長寿を誇る日本では江戸時代生まれの男性が発見されました。ワンダフル!しかし所在は確認されていません!」、或いは「長寿の国-日本というのは、全くの嘘でした」などと面白可笑しく報道されているかも知れません。

実際滑稽な話なので、それでもいいのですが、やはりどこか違うでしょう。地方自治体が発表した時に、これらの点は質問しなかったのでしょうか?質問の答えは何だったのでしょうか?年金や平均年齢に関係ないのであれば、世界中で「或る地方自治体に於ける戸籍上の長寿者」は案外大勢いそうです。本当の情報は、いったい何なのでしょう?そんなことを気にしてしまう、もしかしたら変な私なのでした。