私が駅前サウナをこよなく愛していることは、今までも何度も書いてきました。私の行くのは"スパ"でもなく、"高級サウナ"でもなく、駅前サウナです。私は大学生の頃からその手のところに行き始めたので、最初は居心地の悪さもありましたが、もちろん今ではすっかり溶け込んでいます。いや、今ではというか、溶け込んでから既に数十年が経っています。
しかしこの数十年の間で、私の好きな駅前サウナで最近、異変が起きているのです。駅前サウナに来る人は皆、体脂肪の少ない人たちです。もちろん個人差はありますし、たまに太っている人もいますが、基本は体脂肪が少ない、或いは「サウナ内人口の平均体脂肪率が低い」とも云えるでしょう。ところが、最近急にこの平均体脂肪率が明らかに上がってきたのです。これは謎です。
見間違いかも知れません。しかし裸ですから見間違いようもない気がします。その店が積極的に宣伝でもして、来る人の層を拡げているのでしょうか。しかしそのような動きは一切見られません。駅前サウナブームでも起きていて、自然と層が広がっているのでしょうか。しかしそんな話は聞いたことがありません。私も体脂肪率が上がり気味なように、世間でも一般に平均体脂肪率が上がっているのでしょうか。これはあり得そうですが、世の中メタボが騒がれている時にも、私の行きつけのサウナの体脂肪率は低いままでしたから、この仮説も怪しいです。結局答えが見つからないのです。値段の問題はあるかも知れません。完全に償却の終わり切っている施設なので、最近値下げをしました。これが効いているのかも知れない。
男の裸を観察するのも変な話ですが、暫く観察・研究を続けたいと思います。