先日、大変久し振りに、クラシック・交響曲をライブで見ました。クラシックはCDではしょっちゅう聴いていますが、ライブを見るのは本当に数年ぶりです。お付き合いのある方から強く誘われたので顔を出したのですが、素晴らしい体験でした。

たまたま席が2階の一番前だったこともあり、そして"振り"の豪快さで有名な指揮者であった為もあり、演奏に聴き入ったことはもちろんですが、指揮者と演奏者の"動き"に目が釘付けになりました。特に指揮者の動き。あれだけの感情とエネルギーを先ず自らの身に籠め、それを大きく、的確に大勢の演奏者に対して発信し、全体を指揮する。発信と云うより発射に近く、指揮と云うよりは格闘に近い気がしました。

とてもダイナミックで、とても素敵でした。私は生まれて初めて、"コンダクター"と云うものに感動したのです。あの動きは、自らにエネルギーを宿らせる作用も大きいと思います。それ以来、私は人に見えない場所でしばしば妙な動きをしていますが、タコ踊りをしている訳ではありません。