今の日本の政党は、果たして国民の利益を反映しているでしょうか?少なくとも二大政党に関して云うと、どちらもあまり区別が付かず、ちゃんとした選択肢が我々に提供されているように思えません。

我が国には、取り組むべき様々な問題がありますが、世代間の問題は、その中でも極めて重要なものです。年金問題、医療問題、少子高齢化、云々。しかし政党は皆、人口も多く投票率の高い高齢者を見た政策ばかり云いますから、どれも区別が付かなくなってしまいます。

我が国の国政選挙に於ける年代別投票率は、概ね年齢に%を付けたものと同じです。即ち20代なら20%、70代なら70%。と云うことは、若年層には実は投票されていない票が大量にあるので、この若年層の利益に注目した政党を作り、若者の利益を強く代弁すれば、きちんとした世代間利益の対立軸が作れるし、且つ若者が投票に行けば、一気に大量の得票をして当選できる筈です。

そう考え、これは数年前のことですが、或る若い代議士に、若者党を結成することを勧めました。若者党を作るならば、出来る限りの応援をすると。そうしたら彼は、「出来ない」と云いました。理由を尋ねると、「未だ若過ぎるので」・・・・。

若者党を作るのに、歳を取り過ぎているから出来ない、と云う理由なら分かります。しかし若過ぎるからなんて。この古典落語のような落ちに、私は文字通り椅子から転げ落ちてしまったのでした。

なんで七夕の日にこんな話を思い出してしまったのでしょう。不思議なものです。今日は東京では珍しく晴れた夜になりそうですが、満月なので星はあまり見えないでしょう。巡り合わせとは不思議なものです。