先週金曜日に「ノリ」なる題名のつぶやきを書きましたが、以来、この件が頭にこびりついています。
ノリ、勢い、モメンタム、波。どれも同様のことです。クセを付けないと毎日エクササイズが出来ないように、一事が万事、余程の天才でもない限り、ノリを瞬時にオン・オフするのは至難の業です。
寝転んでいて、起きていきなり世界記録を出す女子棒高跳びのスーパースター・イシンバエワは本当の天才。深い睡眠から急に覚醒して正確な狙撃をするゴルゴ13は漫画の中の話。
普通の人間たるもの、そんな急にはオンは出来ません。全ての営みについて、波を高く維持したり、TPOに併せて波の山を持ってくることは、持って生まれたリソースに対する出力を上げるためには、何にも増して重要なことのように思われます。逆に云うと、意志によるノリの調整が出来る者だけが、様々な競争等に勝てるのかも知れません。
ノリのコントロール。ノリは本来、意識の中にあると云うよりも、無意識下に存在する気がするので、そのノリを意識的にコントロールするとは一見自己矛盾があるようにも思えますが、暫く意識を持って注意深く観察したいと思います。