最近、夕立が降りません。少なくとも東京では、あまり思い出せません。以前にもつぶやいたことがありますが、これは空気が熱くなってしまったためと思われます。

東京では汐留などの海岸沿いに大型ビルが乱立し、夕方に海風が入って来なくなってしまいました。その結果、空気が冷えない。夕方に掛けて上空に上がっていった、熱気と湿気を持った空気が大きな雲を形成しますが、空気が冷え切らないために、もう一歩の所で雨に変化しない。そして夕立は降らず、モワーッとした熱気・湿気・雰囲気が続いてしまう。まぁそんなメカニズムでしょう。単に凌ぎにくくなるだけでなく、東京の夕方の風景が変わってきてしまっている気がします。今日の空がまさにそれで、暗雲がドローンと被ったままになっています。嫌な感じです。

但しこれは、地球温暖化の問題と云うよりも、ビルの建て方とか、そう云ったもっとミクロなモラルや想像力の問題ではないかと思います。造ってしまったものを諦めるのではなく、なんとか改善する方法を考えないといけないですね。