以前にも書いたことがありますが、当社のエントランスには、トーマス・ルフの「STARS」と云う作品が飾られています(当社が購入した物ではなく、私の私物を置いてあります)。
天体写真を被写体に写真を撮ってアートにしたと云う、ルフらしい変わったアイデアの作品です。8枚組なのですが、恒星に限らず、膨張している星雲のような宇宙あり、渦巻き宇宙あり、更には宇宙銀座とでも云いましょうか、天の川のように一杯あるのが星ではなく宇宙であったり、とにかく壮大な宇宙の光景が眼前に広がります。私はこう云う宇宙を見るのが好きです。天空高く、何万光年も遠くにある星や宇宙を見ると、自分の存在が如何に小さいかを知ります。或いは日々の中で起きている事柄が、宇宙と云う
大きな波の中で、如何に微細な波であるかを感じます。
「STARS」を見ると、日々のぶれから来る動揺はサーッと引いていき、心がとても静かで穏やかになり、目標は遠くに持ち、前へ前へ、高く高く進む決意を思い出します。マーケットが荒れています。荒れる波の中では、空高い目標を見つめ、時間軸(Time Horizon)を長目に設定することが大切だと思います。