最近、都内の道が比較的空いている気がします。先日、慶應の藤沢キャンパスで一度だけ講義を行ったのですが、往きも帰りも、一部の局地的な渋滞を除くと、全くガラガラでした。特に高速道路の空き方が顕著な気がします。車は移動するために乗るのであり、移動は速くできる方がいいに決まっていますから、道が空いていること自体はいいことです。
しかし物流には経済活動の浮沈が表れ易いので、とても気になります。もちろん結論を出すのは早計で、新しい迂回道路の開通のお陰かも知れませんし、或いは原油高から来るガソリン価格の高騰によりマイカー通勤が減っているだけで、これらの理由であれば経済活動の浮沈とはあまり関係がないでしょう。現象よりも理由が重要です。但し気になる現象なので、暫くは注意深く観察・分析をしたいと思います。