昨日のレセプションで、うっかり氷の入った飲み物を手にしてしまいました。インドは水が危ない、とよく聞きます。そして水に気を付けていて、氷でやられることが多いとも聞きます。何故なら一般に氷は水道の水から作られるからです。国際会議のレセプションなので、流石に平気だろうと思ったのですが、飲み終わった後に、心配になりました。結果は・・・、平気でした。杞憂というものでしょうか。
マジック・ライスなるものも持ってきました。お湯(もしくは水!)を入れて暫く待つと、五目御飯やらが出来てしまうのです。ミネラル・ウォーターからお湯を沸かす、小型携帯用セラミックヒーターも持ってきました。このどちらもが、驚きの性能です。コップ一杯の水が、2分で沸騰する。乾燥御飯は、本当に美味しく炊けます。恐るべし日本の技術!
しかしこんなことも杞憂かも知れません。抗生物質も持ってきました。これも杞憂でしょう。しかしダウンサイドがしっかりと管理されているから前に進めるものです。因みにこれらの装備をしても、私の荷物は相変わらず極端に少ない状態を保っています。
さて、インドですが、様々な問題を抱えながらも、混乱と云うよりは、ただ雑然としていて、しかしそう云う状況との付き合いに慣れている国であり、民主主義と階級差別が同居し、混沌としながらも、最終的には結果を導き出す、そんな国のような気がします。これだけ大きな国を(人口はほぼ中国と同じす)、独裁ではなく民主主義で統治していると云うところに、かなりの実利的な考え方と仕組みを導入している筈であることが推測されます。私は必ずしも、これからも、それほど没入はしていかないでしょう。しかし見逃せない国であることは確かです。この国が暫くの間(2〜30年程度でしょうか)成長することは間違いないと思います(地球温暖化などの天候リスクはあると思いまが)。その成長のリターンに、日本の個人のお客様も参加できるような仕組みを、考えて行きたいと思います。