御存知の方も多いかと思いますが、私はサウナが大好きです。しかも駅前の雑多な感じのサウナが一番好きです。先日行きつけの店に行った時に、先方の手違いでマッサージをする人が私のマッサージの時間に休憩に入ってしまい、お詫びにサウナのタダ券を2枚もらいました。うふふ。

そしてこの週末、その券を握りしめて駅前サウナに向かいました。サウナに入る時は、恒例のパターンとして先ず向かいの本屋に寄って雑誌を買います。そして本屋の並びのラーメン屋で、通称「スタメン」、スタミナ・ラーメンなる作品を食べます。それからいざサウナへ!
風呂→サウナ→休憩→サウナ→休憩→サウナ→風呂→休憩室で雑誌→マッサージ→休憩室でうたた寝(と云うか熟睡)→風呂→サウナ→休憩→サウナ→休憩→上がり。と云う感じ。あぁ快楽のサウナ三昧。最高です。

ところでこの店は古い店なのですが、着実に改善を続けています。今回気付いたのは先ずは鍵のバンド。この前まではベルクロ(マジックテープ)を使っていて、手首にしか付けられなかったのですが、今回はらせんのかなり伸びるバンドになっており、二の腕まで上げたり、足首に付けたり、好きに出来るようになりました。これは居心地の良さの観点からは、中々重要なポイントです。
それからマッサージ台の枕。今迄は昔ながらのウレタンとタオルだったのですが、今回は恐らくシリコン製の、柔らかいが腰のある一品に変わっていました。これも中々ポイントが高いと思います。マッサージは気持ちいいが首が凝るとか、そう云ったことが起きたりしますが、その残念感・不安感を一気に払拭してくれました。
こう云う細かい、「ローテク・ローコストではあるが気の利いた気遣い」が、ストレスを的確に下げてくれます。

しかし何と云ってもサウナ最大のストレス減少装置は、あの「雑」さだと、私は思っています。あの雑多な雰囲気が神経を休め、あの休憩室の雑音(天然ピンクノイズ)が、深い眠りを実現してくれるのです。ですから整然とし過ぎている、或いは静か過ぎるサウナは、私は落ち着かなくて、好きになれないのです。しかしまぁこのことは、人それぞれの好みでしょう。この手の好みは、下町系、おじさん系、に多いでしょうか。それが証拠に私が駅前サウナに行くようになってから、既に15年程度になりますが未だに平均年齢との差は詰められず、いつまで経っても最も若い口であり、未だかつて「都心系」のおじさんもしくはお兄さんにも会ったことがありません。しかしそこが馴染めます。あー私はあの雰囲気が好きだなぁ。