緊張は伝染しませんか?今日、当社に、来春入社予定者が来ました。初々しく、溌剌とした、若者達です。先ず、今春入社した一年先輩達と顔合わせをさせました。来春までの間、色々と気軽に相談できる相手がいた方がいいだろうと考えてのことです。当然、若い者同士、仲良く楽しくしているのだろうと思ったのですが、今春入社組の一人に様子を聞くと、「緊張しています」とのこと。その意外なコメントが、私の中に抗体を作りました。

そのあと今度は私が来春入社のみんなと会いました。全員、面接もしていますし、ザックバランに話が出来る相手です。ところが、彼らの表情を見ていると、普段であれば「にこやかだ」と認知したと思うのですが、何故か緊張した面持ちに見えてきて、それが私の中に出来ていた緊張抗体に反応しました。私まで緊張してきてしまったのです。不思議なものです。

しかし三省堂の新明解国語辞典によると「緊張」の一番目の意味は、「失敗したりしないようにという点に、もっぱら神経を使うこと。」とあります。流石、新明解。世代も違い、いい意味で「異」の存在だという認識が、コミュニケーション・ミスをすまいと意識させ、緊張したのでしょう。これからもそういった緊張感を大切にしていきたいと思います。