(これは空想の話です!)或る会社での出来事。或る日、A役員が不適切な発言をしました。社内はブーイングの嵐。まぁしかし、A氏を擁護する人もいました。そして翌週、会社の重要な中・長期計画、ビジネス・プランを考える会議がありました。当然A氏を交えての会議です。不適切な発言はあったものの、その内容と会社の長期戦略とは直接は関係がないので、皆積極的に会議に参加し、活発な議論をし、納得のいくビジネス・プランを立てました。
会議が全て終わったあとで、A氏の発言について再び議論になったことは云うまでもありません。結局A氏は役員を辞任したかどうかは、聞くのを忘れました。

また違う或る会社での出来事。こちらも不適切発言、ブーイング、戦略会議が始まる、そこまでは一緒なのですが、発言を良しとしない社員が会議に参加せず、折角の年に一度のビジネス・プラン会議に、予定されたメンバーの半数しか参加しませんでした。決めなければいけないプランなので、決めるには決めたのですが、会議に参加できない社員の中には、どうも納得がいかない人が多くいました。こちらもA氏が結局役員を辞任したかどうかは、聞くのを忘れました。

この2つの会社、どちらが成長していくでしょうか?議論はしっかりと尽くすのが、やはり旨ではないでしょうか?