本日、当社は金融庁から、業務改善命令を受けました。詳細は当社ホームページで御確認頂きたいのですが、この場を借りて簡単に説明申し上げさせて頂きます。

当社は昨年11月から証券取引等監視委員会による定例の検査を受けておりましたが、その結果、当社の内部管理体制に不備があり法令違反に該当するとの指摘を受け、本日の業務改善命令となりました。体制の不備とは具体的には、お客様の勤務先の親会社又は子会社に上場会社等がある場合の内部者登録体制が構築できていなかったこと等、「顧客の有価証券の売買等に関する管理が不公正取引の防止上不十分な状況」と、本年2月27日に実施された大阪証券取引所の売買システム変更に先立ち、当社の夜間取引「マネックスナイター」への影響範囲について適切な確認および必要なプログラム修正を行っていなかったことに起因して、同日の「マネックスナイター」において大阪証券取引所を主市場とする銘柄の一部について取引価格を誤って算出するという障害を発生させたこと等、「証券業に係る電子情報処理組織の管理が十分でないと認められる状況」の2点であります。

業務改善命令の内容は、これら2点について実効性のある具体的改善策の実施、責任の明確化、役職員のコンプライアンス意識を高めるために研修の実施等と、それらの対応状況を1ヶ月以内に書面で報告すること等です(繰り返しになりますが、正式の詳細な説明は当社ホームページで御確認下さい)。
社会的責任を担う金融機関である証券会社として、法令の期待するレベルの内部管理が実施できていなかったことは、甚だ恥ずかしいことです。役職員一同反省し、しっかりと改善対応を行うことにより、社会的責任を果たして参る所存です。本日は、この文章で、つぶやきに換えさせて頂きます。