私は鮨が大好きですが、一昨年の年末に行きつけの店が閉まって以来、未だに放浪を続けています。その店の再興プロジェクトも進んでいるには進んでいるのですが、残念ながら今のところ実現していません。

お鮨に限らないのですが、私は予めレストラン、料理屋さんを予約するのが嫌いです。出掛けることが前から決まっていても、その日の天気や体調で食べたいものは変わるので、大抵当日になってから予約します。そのため、所謂「予約の取れないお店」は、私のお気に入りには入りません。当然美味しくなければ気に入りませんから、「美味しいのに空いている」と云う、変わった店を探すことになります。店のオヤジが変人で嫌われがちであるとか、店の雰囲気が流行りからかけ離れていて人気がないとか、そういう店が必然的に増えてきます。

お気に入りリストが充実することを更に難しくしているのは、その店の「客筋」です。個室であれば格別、鮨や天ぷらですと、通常複数のお客さんと同じ空間に居合わせることになります。何故なら鮨などはお客さんの顔色を見ながらダイナミックに握り分けるのが醍醐味ですから、カウンター越しに列になってオヤジと対峙する形になる訳です。口からの味覚以外に、嗅覚は料理の重要な要素ですし、聴覚もやはり料理の感じ方に影響を与えると思います。更に味自体も、客筋によっては次第に変化していくものです。

こうしてお気に入りの店は益々増えなくなるのです。やはり好きな料理のレパートリーを増やす以外に解決法はないでしょうかねぇ?