私はふりかけ・フリークでしたが、最近は塩分控え目で海苔・フリークになっています。醤油も付けずに御飯つぶを海苔に巻いて食べるのですが、その話はまた今度します。

今日のテーマはふりかけ、それも「変なふりかけです」。
先ずはこの画像を御覧下さい。http://www.balance-diet.co.jp/image4.jpg これはダイエットふりかけという製品なのですが、グロテスクというか毒々しいというか、とにかく見た瞬間に食欲が失せます。このふりかけは、視覚からはいるネガティブな刺激によって食欲を減退させ、それを1週間続けると「嫌なごはん」を記憶出来るので、その記憶によって自在に食欲を自主的に低く抑えることが出来、ダイエットに成功するという代物です。む〜、何という、あまりにも間違っている食品であり、かつ正しいサプリメントであることか。しかしこの色を見ると成分が気になります。幸い私はダイエットをしようとはしてませんので、この製品とは縁が無さそうです。あー、ヨカッタ。

ところで、食べ物に関して視覚は極めて重要です。見た目次第で、美味しそうかどうかが大きく左右され、更には実際の「美味しさ」の認識にも大きな影響を与えるでしょう。そして見た目は、そのもの自体の形や状態・色と、照明の光が、混ざり合って形成されるものです。従って、照明は大変重要です。谷崎の陰翳礼賛にも同様の主旨が語られていますが、昔から作られてきた料理を、昔ながらの手法で造り、現代の照明の元で見ると、元来の意図からずれることもあるでしょう。家の中ではとにかく明るいほどいい、というような風潮もありますが、考えものですね。