私は毎日お昼は蕎麦を食べますが、七味は必需品です。
お昼の蕎麦は「鳥南蛮、蕎麦少な目、ネギ多目、ゆで卵(半分)入り」と決まっていて、出前で取ってデスクで仕事をしながら食べます。そして、必ず七味をかけます。しかし今日の出前には七味が付いてきませんでした。そういえば先週の水曜日の出前にも七味が付いていませんでした。蕎麦屋の水曜日の体制に問題ありでしょうか?
但しこういう時は引出しの中に「マイ七味」があるので安心です。もりそばに七味をかけて食べる人もいますが、私はワサビ派です。しかし温かい蕎麦には必ず七味です。体を温めるので健康にはいいと思うのですが、よく考えると七味は刺激が強くて、一般に薄味系が好きな私にしては、何故そんなにこだわるのか自分でも不思議です。
どうしてだろうと考えてみると、思い当たる節がひとつありました。中学生の頃、お昼や放課後に学食でかけうどんをよく食べたのですが、味も素っ気もない「すうどん」だったので、かやくのつもりで七味をガバガバとかけて食べていました。恐らくその癖が抜けないのでしょう。うちの父親も、普段は薄味好きのくせに、トンカツだけはソースをやたらかけます。戦中・戦後の食べ物がない時代に、肉の殆ど入ってない油の衣に、ソースをイッパイかけて味を誤魔化して食べていた名残りだと言っていました。
ひょんな所に、小さい頃の癖がいつまでも残るものなのですね。