政治をするにはお金が掛かる。なのでお金を多く出す人・団体の顔色を見てしまう、或いは見てしまうのではないかと疑心暗鬼になってしまう。政治献金には、そんな問題があろうかと思います。
アメリカでは、インターネットで簡単に献金が出来ます。大統領選の民主党候補の一人ハワード・ディーン氏は、インターネットだけでも6億円程度のお金を集め、しかもその寄付額の平均は8000円程度だと言うことですから、かなり大勢の支持者から広く薄く集めていることになります。これは7月21日現在の話なので、今ではもっと多額になっているでしょう。このような形であれば、特定の人や団体の顔色を見るのではないかという問題は事実上なくなります。日本でも法律上は可能なようですが、実際には行われていません。民主的な政治は、民主的な仕組みの上に成り立ちます。日本でも同様のことが今後出来るようになっていくといいと思います。