日本の企業は、資本効率の向上において目覚ましい成果を上げてきました。過去15年間で、自己資本利益率(ROE)は2倍以上に増加し、2014年から2015年にかけて本格的なコーポレート・ガバナンス改革のきっかけとなった「伊藤レポート」で提言された目標値である8%を上回る水準に達しています。
しかし、日本には世界的なスーパースターも、「国内チャンピオン」も存在しません。東証プライム上場企業のROEの分布は、平均値である9.5%を中心とした基本的な正規分布のベルカーブを描いています。対照的に、米国では平均ROEが日本の2倍に達していますが、それはまさに、世界的なROEのチャンピオン企業が米国に存在するためです。
ウォール街に上場する企業のほぼ15%が、30%を超えるROEを誇っています。米国にはスーパースターが存在し、並外れた成功への夢があります。一方、日本には「平均」や「普通」という、誇り高いバリエーションが数多く存在します。
私は、日本の制度を擁護する最前線に立ち、「勝者総取り」という結果は、私たちが目指すべき社会経済システムではないと主張します。しかし、グローバルな投資、資本配分、イノベーションという現実の世界において、日本が高収益を誇る企業のスーパースターを生み出せないことが、日本経済全般、とりわけ日本の資本市場が、グローバルな投資家、企業リーダー、そして世界の政策立案者にとって重要性を失ってきた理由であることは、疑いの余地がないと考えています。率直に言えば、日本は「最も優秀で才能ある人材」を引き付けていないのです。
朗報もあります。金利と人件費の両方が上昇している今、日本企業における「勝者」と「敗者」の格差はさらに拡大する見込みです。「成長志向」の計画を提示するCEOは、「従来通りの経営」に留まるCEOよりも大きな成功を収めることになるでしょう。これは資本主義が正常に機能している証拠です。では、何が欠けているのでしょうか。
アメリカとは異なり、日本社会では依然として成功を称えることが難しいのです。コーポレート・ガバナンス改革は日本でうまく機能していますが、社会は依然として「出る杭は打たれる」ことを好む傾向があります。この状況は、果たして変わるのでしょうか?
※本コラムは英語で作成された内容を機械翻訳を用いて日本語に翻訳しています。
- イェスパー・コール
- マネックスグループ株式会社 グローバル・アンバサダー
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1986年に来日後、リサーチ・投資業に関わってきた。2015年7月1日ウィズダムツリー・ジャパンの最高経営責任者(CEO)に就任し、現在はシニアアドバイザーを務める。これまで20年にわたり、米大手投資銀行のJ.P.モルガンやメリルリンチなどにおいてチーフストラジスト、リサーチヘッドを歴任し、常に日本におけるトップクラスのストラテジスト、エコノミストとして認識されてきた。日本政府の各種諮問委員会のメンバーを務めた実績を持ち、経済同友会の数少ない外国人メンバーである。また、日本語による著書には、「日本経済これから黄金期へ」、「平成デフレの終焉」、「本当は世界がうらやむ最強の日本経済」がある。
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