【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 51,561.93  △874.86 (6/4)
NASDAQ: 26,830.96  ▼23.02 (6/4)

1.概況

米国市場は高安まちまちの展開となりました。中東情勢をめぐり、引き続き米国とイランおよびイスラエルとレバノンの間の停戦について進展が期待されるも膠着状態となっています。

ダウ平均は299ドル高の50,986ドルで取引を開始し、寄付きがこの日の安値となりました。その後は上昇基調が続き、日本時間4時28分に970ドル高の51,657ドルでこの日の高値をつけました。以降は横ばい圏で推移し874ドル高の51,561ドルでこの日の取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は23ポイント安の26,830ポイントで続落、S&P500株価指数は30ポイント高の7,584ポイントで反発しました。小型株で構成されるラッセル2000は41ポイント高の2,935ポイントでこちらも反発しました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち9業種が上昇しました。ヘルスケアが3.2%高となりました。金融が2.7%高で続き、コミュニケーション・サービスが2.1%高となりました。一方で、情報技術が1.4%安、生活必需品が0.1%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中20銘柄が上昇しました。バンク・オブ・アメリカ[BAC]が投資判断と目標株価を引き上げたユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が5.2%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。ゴールドマン・サックス[GS]が5.0%高で続き、メルク[MRK]が4.9%高となりました。一方で10銘柄が下落し、ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]が3.8%安、ハネウェル・インターナショナル[HON]が2.5%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、ブロードコム[AVGO]は2026年2-4月は大幅な増収増益となるも5-7月期の売り上げ見通しが市場予想に届かず12.6%安の急落となりました。また、スペースXの過去最大規模の新規株式公開(IPO)を控え、セクターへの期待感から宇宙インフラ会社のレッドワイヤー・コープ[RDW]が15.1%高、ボイジャー・テクノロジーズ[VOYG]が6.1%高とそれぞれ上昇しました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.02%低い4.47%となりました。5日朝のドル円は160円前後で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国主要3指数は高安まちまちとなりました。中東情勢は和平合意への動きも見せつつ膠着状態に陥っており、来週も引き続き中東情勢に左右される相場となりそうです。夜間の日経平均先物は30円安の67,610円となっており本日の日本市場は大きな動きはなくスタートするとみられます。また、今夜発表される米国の5月雇用統計を控え、相場は方向感を欠く展開となる可能性があります。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)