【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 51,032.46 △363.49 (5/29)
NASDAQ: 26,972.62 △55.15 (5/29)
1.概況
米国市場は主要3指数揃って続伸し最高値を更新しました。米国とイランの停戦については最終合意に至ってはいないものの、原油価格は下落基調となっており引き続き和平への期待を織り込み、市場は堅調に推移しました。
ダウ平均は104ドル高の50,773ドルで取引を開始しました。寄付き直後に下落し、29ドル高の50,698ドルでこの日の安値をつけました。その後は上昇を続け、日本時間4時35分に425ドル高の51,094ドルでこの日の高値をつけ、以降は伸び悩んだものの363ドル高の51,032ドルで取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は55ポイント高の26,972ポイント、S&P500株価指数は16ポイント高の7,580ポイントでいずれも7日続伸で最高値を更新しました。小型株で構成されるラッセル2000は17ポイント安の2,919ポイントで反落しました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち2業種が上昇しました。情報技術が1.9%高となりました。金融が0.6%高で続きました。一方で、生活必需品は2.0%安、コミュニケーション・サービスが1.7%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中13銘柄が上昇しました。アイビーエム[IBM]が12.7%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。セールスフォース[CRM]が8.5%高で続き、マイクロソフト[MSFT]が5.5%高となりました。一方で17銘柄が下落し、ウォルマート[WMT]が2.7%安、ナイキ[NKE]が2.4%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、AI関連のサーバー需要の高まりから通期見通しの大幅引き上げが好感されたデル・テクノロジーズ[DELL]が32.8%高の急騰となりました。また、企業向けID管理システムのオクタ[OKTA]は2026年2月-4月の決算では売上高が市場予想を上回ったほか、5-7月の売上高見通しも中央値が市場予想を上回ったことで30.1%高となりこちらも急騰しました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.01%低い4.43%となりました。1日朝のドル円は159円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国主要3指数は揃って続伸し、最高値を再び更新しました。また、半導体株は引き続き堅調を継続しており、半導体株の代表的な指数とされるフィラデルフィア半導体株指数は過去2ヶ月で約70%上昇しています。このペースが維持されれば、四半期ベースで過去最高の上昇率を記録する勢いとなっており、半導体セクターの持続的な成長期待が高まっています。
中東情勢をめぐっては米国とイランの和平合意への期待が継続し買いが優勢となったものの、イスラエルとレバノンの間の戦闘は激化しており、新たな懸念も生じています。夜間の日経平均先物は270円安の66,200円となっており、本日の日本市場は売り優勢でのスタートが見込まれます。また、今夜は米国でISM製造業景況感指数の発表があり注目されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
