【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 46,565.74 △224.23 (4/1)
NASDAQ: 21,840.95 △250.32 (4/1)
1.概況
米国市場は主要3指数が揃って続伸しました。トランプ米大統領は、イラン側が停戦を求めてきたと明らかにし、米国とイランの軍事衝突の終結が近いとの観測が投資家心理の改善につながりました。
ダウ平均は54ドル高の46,396ドルで取引を開始しました。中ごろにかけて、上げ幅を拡大し日本時間2時26分に461ドル高の46,803ドルをつけ、この日の高値をつけました。その後は伸び悩み、最終的に224ドル高の46,565ドルで続伸し取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は250ポイント高の21,840ポイント、S&P500株価指数は46ポイント高の6,575ポイントで、それぞれ続伸しました。小型株で構成されるラッセル2000は終盤に伸び悩んだものの15ポイント高の2,512ポイントで続伸しました。
2.経済指標等
2月の米小売売上高は、前月比0.6%増と市場予想(同0.4%増)を上回りました。また、3月のADP雇用者数も市場予想(42千人)を上回る、同62千人増となりました。3月のISM製造業景気指数は、52.7と前月の52.4から小幅に上昇しました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち8業種が上昇しました。コミュニケーション・サービスと資本財・サービスが1.7%高となりました。素材と情報技術が1%台前半の上昇となった一方で、エネルギーが3.9%安と大きく下げました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中19銘柄が上昇しました。ボーイング[BA]が4.2%高、キャタピラー[CAT]が3.1%高となりました。また、ゴールドマン・サックス[GS]など、計4銘柄が1%台の上昇となりました。一方で前日に決算を発表したナイキ[NKE]が先行きの売上鈍化見通しが嫌気され、15.5%安と大幅安で取引を終えました。そのほか、シェブロン[CVX]が4.6%安、ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]が1.6%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では半導体関連銘柄が堅調で、マイクロン・テクノロジー[MU]が8.9%高、シーゲイト・テクノロジー・ホールディングス[STX]が8.0%高、サンディスク[SNDK]が9.0%高となりました。また、イーライ・リリー[LLY]は同社の肥満治療薬「ファウンダヨ」を米食品医薬品局(FDA)が承認したと1日に発表したことで、3.8%高となりました。高級家具メーカーのRH[RH]は関税引き上げに伴う調達先の変更や悪天候などが響き第4四半期の売上と利益が市場予想を下回り、19.3%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は、前日から横ばいの4.32%となりました。2日朝のドル円は158円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国市場では主要3指数が揃って続伸したことで、本日の日本市場も買いが優勢でのスタートが見込まれます。主要な半導体関連銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2.8%高と好調で、昨日同様に日本市場でも半導体セクターがけん引する展開が予想されます。日中の材料には、日本時間の10時頃から開始予定のトランプ米大統領の演説が材料視されそうで、同演説ではイラン情勢に関する発言があるものと見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
