東京市場まとめ

1.概況

日経平均は470円安の54,250円と反落して寄付きました。米国市場は主要3指数が揃って反落となったほか、前日に2,000円強上昇した反動で、利益確定の売りが優勢となりました。寄付き後は下げ幅を拡大も、前場後半にかけて持ち直す展開となり329円安の54,391円で前引けとなりました。

後場の日経平均は下げ渋る展開となるも、主力の半導体銘柄を中心に売られ、上値材料は乏しく最終的には427円安の54,293円で反落となりました。

TOPIXは9ポイント高の3,655ポイントで続伸、新興市場では東証グロース250指数が5ポイント安の710ポイントで反落となりました。

2.個別銘柄等

日本精工(6471)は一時10.1%高の1,220円をつけ昨年来高値を更新しました。3日、2026年3月期(今期)の当期純利益が従来予想から40億円上方修正となる、前期比88%増の200億円を見込むと発表し、市場予想も上回るガイダンスが好感され買いが優勢となりました。

イビデン(4062)は14.2%安の7,200円をつけ大幅反落となりました。3日、2026年3月期の第3四半期決算は、営業利益が前年同期比28%増の445億円と市場予想平を下回ったほか、直近で上場来高値を更新しており、材料出尽くしによる売りが出ました。

任天堂(7974)は一時12.6%安の8,806円をつけ昨年来安値を更新しました。3日、2026年3月期の第3四半期決算は、営業利益が前年同期比21%増の3003億円と市場予想を下回ったほか、半導体メモリ価格の高騰懸念が意識されたことで売りが優勢となりました。

西日本旅客鉄道(9021)は6.4%高の3,399円をつけ続伸となりました。3日、2026年3月期の第3四半期決算は、営業利益が前年同期比12%増の1971億円となるなど増収増益となり、第3四半期としてはすべての利益項目で過去最高益を達成し、好調な決算を好感した買いが入りました。

回転寿司チェーンの「スシロー」を運営するFOOD & LIFE COMPANIES(3563)は2.1%高の8,280円をつけ3営業日ぶりに反発となりました。3日、1月の既存店売上高が前年同月比6.2%増、客数は1.3%・客単価は4.8%上昇したと発表し、堅調な売上動向を評価した買いが優勢となりました。

VIEW POINT: 明日への視点

日経平均は前日の反動から売りが優勢も、底堅い値動きとなりました。TOPIXは続伸と相場の地合いは悪くない印象です。

明日に向けて、引き続き決算動向に注目が集まります。国内では本日引け後に三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)やダイキン工業(6367)、パナソニック ホールディングス(6752)の決算発表があり、本日の米国市場ではアルファベット[GOOGL]やイーライ・リリー[LLY]、クアルコム[QCOM]の決算発表が予定されています。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)