このところマーケットは雇用やインフレなどの景気指標をまじめに分析してトレード戦略を組み立ててもあまり意味がなくて、トランプ大統領の発言や日本の政局といった政治色の強いイベントに振り回されています。株価の堅調は景気指標が著しい悪化を見せていないこと、企業業績が良好であることが前提ではありますが、トランプ大統領のSNS投稿や高市エフェクトのインパクトで想定外のボラティリティで動く地合いが続いています。
アナリストやストラテジストの皆様にお話を伺う仕事をしていますが、皆さんこの相場に苦労されていらっしゃいます。次から次へと新しいイベントが発生して、せっかく作り上げたレポートやストラテジーの修正を迫られる局面が増えているとか。前提が変わると予想する未来も変わりますので、ご苦労が多いだろうことは想像に難くないですね。
私は2007年から週4~5本のペースで「ほぼ日」でブログ(現在はnote)を書いています。サブプライム問題が警戒されリーマンショックにつながっていくという頃から金融ニュースや自身のトレード記録をメモしてきましたが、書き始めた当初は100年に1度の金融危機勃発で毎日聞いたことのない新しい言葉が出てきて調べるのに必死でした。ところが、リーマンショックの後遺症が長期化し、低金利、低成長時代に入ると相場も膠着。となると、今度はブログに書くことがない。ネタ探しに苦労した時期もありました。
トランプ大統領の政権運営は予測不能なことが多いですし、日本の政局による予想を超える相場変動にも驚かされていますが、世界が、日本が大きく変わっていくダイナミズムにはわくわくさせられます。膠着相場よりは圧倒的に面白いですね。私はアナリストではないのであまり気負わずに日々のマーケットNEWSをnoteに書き連ねていますが、日々の更新を楽しみにしてくださっている読者も増えました。今後もわかりやすい情報発信に努めたいと思っています。
- 大橋 ひろこ
- フリーアナウンサー
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フリーアナウンサー/ナレーター/個人投資家。福島県出身。アナウンサーとして経済番組を担当したことをきっかけに自身も投資を始め、現在では個別株、インデックス投資、投資信託、FX、商品先物と幅広く投資している。個人投資家目線のインタビューに定評があり、経済講演会ではモデレーターとして活躍する。自身のトレードの記録はブログで赤裸々に公表しておりSNSでの情報発信も人気。一時期は海外映画やドラマの吹き替えなど声優としても活動していたが、現在は経済番組に専念。現在ラジオNIKKEIなどで経済番組レギュラーを多数抱え、キャスターとしても多忙な日々を送っている。
