長期的トレンドから現在の株価の乖離がみられる銘柄をピックアップ
12月の株主優待対象銘柄は224銘柄が該当します。日本市場では日銀による政策金利引き上げの可能性が高まり、直近の日経平均は節目の5万円付近で一進一退での推移が続いています。
今回は12月の優待銘柄224銘柄のうち、長期的トレンドから現在の株価の乖離がみられる銘柄に注目してみました。具体的には、条件としては流動性を鑑み時価総額が3,000億円以上の銘柄とし、200日移動平均線とのマイナス乖離が大きい5銘柄をピックアップしました。200日移動平均線とは、過去200営業日の終値を平均したもので、約1年間を通した「長期的なトレンド」を把握するために用いられる指標です。同指標と現在の株価の乖離率を200日移動平均線乖離率と呼び、長期的なトレンドから現在の株価がどれだけ離れているかを確認できます。
条件に合致したのはラウンドワン(4680)、クラレ(3405)、コーセー(4922)、DMG森精機(6141)、資生堂(4911)の5銘柄です。過去の業績おいてはある程度の実績がある銘柄群であることから、長期的トレンドへの回帰を狙っての仕込みに一考の余地があり、加えて株主優待を獲得できるメリットがある銘柄群と考えることができます。
